去る 平成14年2月23日乙女湖公園の小諸市公民館において 
公民館主宰の 世代間交流教室「郷土料理チャレンジ教室」 の第四回 みそづくり が行われました

私(こうじやとうちゃん〉もお手伝いをさせていただきましたので少し御紹介したいと思います.
私も作業をしながらの撮影なので画像が無い部分もあります 御勘弁を。

なお詳しい作り方などは手づくり情報のページを御参考に

HPにのせるのが遅くなって申し訳ありません


前日
2/22
午後1:00
 カマド・釜の搬入・設置

 当店の貸出し用釜セット (2斗釜)
 貸出用チョッパー(電動)
 (煮豆をつぶす機械) を搬入。
 公民館の庭にかまどを
 設置しました

「あっ! カメラ忘れた」
前日
2/22
午後1:30
大豆を洗います
水に浸すと大豆は
どんどん膨らむので洗う容器の
6〜7分目の量で。

泡がたくさん立ちますが
洗剤で洗っているわけではありません

大豆の表面についている
『脂肪酸
(忘れた)』という石鹸成分に似たものです
新しく品質の良い豆ほど
泡が多くたちます
流水で水を何回も
取り替えながら
泡が立たなくなるまで
良く洗います

「冷たい〜。」けどガマンガマン。
味噌づくりは水が
たくさん要ります

今回は1斗1升の大豆を
5〜6回に分けて洗いました.

大豆1斗=13.5kg
前日
2/22
午後1:30〜
豆の浸漬
洗い水を切ってから
 豆を水につけておきます
(水の量は豆1斗(18g)に対して
1.4〜1.5倍ほど)
 漬けておくと豆の2倍近くまで
 膨らみます
 一晩おいて膨らんだ状態でひたひた位の水量に調整します。

 (写真は洗い終わってすぐ
 後の煮あがりの時の量と
 比べてみてください) 
前日
2/22
午後7:30
 養生
2月なので豆が凍らないように
養生をしました
アンカを抱かしてシートをかけました。小諸はまだまだ寒いぞ
これがあるから味噌炊きシーズンは昔から3〜5月なんですね
(暗くて写真撮れませんでした)
当日
2/23
午前4:00〜
職員の久保田さん依田さん
早くからご苦労様です


カマドに点火!
気長に…気長に…煮て行きます。

「あっ! 吹いた!」
「まだ暗くて良く見えない〜!」
「差し水、差し水!」
「火を少しおとして!」

やれやれ。やっと夜が明けた。

何とか皆が来る前に煮えるかな…
(暗くて始めのうちは写真撮れませんでした)
焦がさないように。吹きこぼれたら1回 1割ほどの差し水をして

火の具合を見る職員の久保田さん
2/23
午前8:30頃
7:30頃
「心配で早く来てみたが…」
講師の竹内さんが見えられました
打合せ しばし…
1時間後
煮上がりました!
後は教室の皆さんが来る9:30まで
1時間ほど蒸らします

「よかった。よかった。
良い煮具合だ
ご苦労さんだったね。」
先々代の私の祖父さんに
誉められたような気がしました
…思わずホロリ…
2/23
午前9:30〜
いよいよ教室の始まり
最初に講師の竹内さんから
味噌づくりの手順や作り方の
説明をしていただきました

宜しく御指導のほどを

むむっ!このお爺さん只者ではない。

竹内さんの指導のもと
煮豆をどんどんすりつぶして行きます

「熱いから気をつけてネ」

「スパゲティみたい。」
「にょろにょろ出てきて
みみずみたい」
ワァワァ、キャッキャ。
みんな楽しそうです


「つぶれたら冷ましてね。」
竹内さんの的確な指示が飛びます。
機械ですりつぶすだけでは
勉強になりません
当り鉢でもつぶしました
「ヨイショ ヨイショ」
「つかれたよ〜。」
「昔はこんなにたくさんどうやってつぶしたの?」

「それはね半切りという
大きなたらいみたいな桶にいれて
かき混ぜながら藁沓わらぐつで踏んだんだよ…。」
と 竹内さん。
さすが年の功 良く知っている…。




煮豆が全部つぶれました

「冷めたかな?
チャンと冷めてないとだめだよ。
麹の酵母が熱で死んでしまうからね。」

「良し良し。冷めたら麹と塩を入れて
こんな感じで良く混ぜてください。」



「粘土細工みたい。」
「うどんの時とちょっと違うね。」
ワァワァ、キャッキャ。
またも歓声飛ぶことしきり。

20組の親子
つまり80本の手で混ぜたので
あっという間に良く混ざりました


「硬さはどうかな?
硬いときは豆の煮汁で
調節するんだよ。」

「良し良し。今度はまとめて
味噌玉ミソダマを作ってください。」

竹内さん大勢で子供だから小さいほうが良いみたいですよ
 「味噌だまを作ったら樽の中へ
空気が入らないように
はたきつけてください。」

「キャー! 
これはストレス解消になるわ〜!」
とお母さんの声〈毎晩遅くまで飲んでテ〜!〉ドスン!?

子供達の中には力が入りすぎて
桶のストライクゾーンをはずす子も!?

タノムカラ私の顔にぶつけないで
仕込み終了!
重石をのせ6ヶ月以上熟成させます

少量だと発酵管理が難しいので
公民館の倉庫におかせていただくことにしました。
今年の秋に皆で分けましょう。

皆様 お疲れ様でした。

サテ… 
大勢でやったので時間が余ってしまったぞ


急きょ女房に電話
「畑からネギ引っこ抜いて公民館に届けて」

届いたネギを職員の方に刻んでいただき
お湯を沸かしていただきました。


そして・・・。

みんなで味見

やはり作ったら味見したいですよね
しかし6ヶ月以上も待てません。
そこで
  • 竹内さん御持参の2年熟成の味噌
  • こうじやから3年熟成の味噌と
  • 1年熟成の味噌
この三つを
きざみネギを吸い口(薬味)に
『どうさんゆ』で味見していただきました
『どうさんゆ』
東信ではなまってこう呼びます
北信では『ぞうさんゆ』
『雑作無湯』とでも漢字を当てれば良いか?
ネギ・オカカ・切り昆布などの薬味を味噌に混ぜ、
お湯をさして飲む
いわばインスタント味噌汁です。

そのままオニギリにつけても美味しいよ
私は農作業の弁当に必ず持ってきます

皆さんのお好みはどれだったでしょうか
手づくり・天然熟成の生味噌は
お湯にといただけでも十分美味しくいただけますネ。

それでは今年の天候が順調で美味しく熟成することを祈って…。

いただきま〜す。

こうじやとうちゃんの感想  「こんな面倒なこと引き受けるんじゃなかった…。」  正直最初はそう思いました
 前日の器具の搬入から カマド穴掘り・洗大豆・養生・早起きして炊きつけと少々時間的に厳しいモノがありました
 どうにか時間に間に合い、煮上がった時は 「やれやれ…。」といった感じ。
  でも教室が始まり 目を輝かせながら作業している親子(親達の方が楽しんでた?)
 をみていたら最初の気持ちも吹き飛びました。
実に楽しかった。

 この『チャレンジ郷土料理教室』は講師の竹内さんの下で うどんつくり・餅つきなどをやってきたそうですが
 みな昔は自分のうちで作っていた物ばかり それが失われつつあるというのは実に残念なこと。
 
 竹内さんの年代から 私たちや私たちの親に手づくりの知恵が伝わっていないような気がします
 それも時代背景でいたしかたないかもしれませんが…。(中にはきちんと伝承されているお宅もあります。)

 公民館でこういう機会を作られるということは実に大切なことと思います。
 ぜひ これからも続けていただきたいですね。
 
 
 学校が週休2日になります。親子で『手づくり』にチャレンジしてみては? (これも立派なレジャーです。お金がかからなくて良いぞ〜。)